亀頭包皮炎
細菌とカンジタ(カビの一種)が原因でおこるペニスの炎症。
子供が発生することもあり、子供の場合は主に細菌が原因。
大人の場合はカンジタが原因の場合が多く、さらに大人が発症した場合は再発する可能性も高い病気です。
またカンジタとはカビの仲間のことです。
①細菌による亀頭包皮炎
子供や包茎の大人によくみられるペニスの炎症です。
上記の共通点としては、言うまでもなく包茎です。
包茎状態だと、包皮内に湿気・老廃物・残尿が溜まりやすく、細菌にとっては栄養源となります。
また、亀頭や包皮に傷がつき、その傷口から感染することもあります。
症状は
かゆみ、痛み、赤くなる、ただれ、湿疹のように部分的に赤くなる・・・など
②カンジタ性亀頭包皮炎
カンジタといわれる真菌(カビの一種)が原因で起こるペニスの炎症です。
カンジタ自体は口の中や腸など、どこにでもいる菌です。
大人の感染が多く、とくに包茎は包皮内の環境(上記と同様)から感染するリスクが高い。
また、稀にカンジタが尿道に感染して尿道炎となることもある。
症状は
亀頭から包皮にかけて白っぽいカビの付着(亀頭の露出ができない真性包茎の人の場合、ペニス先端の包皮輪周辺に白っぽいカビが付着していたら内部の亀頭にも付着している可能性があります。)、白っぽい薄い皮ができる、かゆみ、痛み、赤み、ただれ・・・など他症状も様々
感染原因
・包皮内の不潔
・ペニスを石鹸で洗い過ぎる。(→普通の細菌や雑菌は石鹸で洗い落とせるが、カンジタは石鹸では洗い流せない。その為、余計にカンジタが増殖する)
・マスターベーションや洗い過ぎ等、擦り過ぎてできた傷口からの感染。
・性行為時に相手の女性がカンジタ膣炎に感染している。
・フェラチオ時の口内感染。
・性行為後、ペニスを長時間洗わない。特に包茎の場合は発症リスクが上がる。
・糖尿病や免疫不全
など。
治療に関して
①の細菌による場合
抗生物質の軟膏、クリーム
②のカンジタ性の場合
真菌(カビ)に対する薬が必要になるので①の抗生物質や軟膏は効果がありません。
抗真菌剤の軟膏、クリーム
そしてなによりも・・・
局部を清潔に保つことです。
他にもアレルギー性の亀頭包皮炎も存在します。
もし発症の疑いがあれば、薬局でなく泌尿器科などの医療機関を受診することをお勧めします。
発症を防ぐには、何よりもペニスを清潔に保つことが大事です。
その為にも、真性包茎・仮性包茎のままでいることは、そのままリスクとなります。
自分の身体の為にも、包茎を治すことをお勧めします。
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